妊活はいつから始めたほうがいい?

子作りは先送りしても、妊活は早ければ早いほどいい理由をまとめています。

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妊活はいつから始めたほうがいい?

結婚してすぐに子作りをはじめるご夫婦もいると思いますが、仕事の関係やタイミングによっては、しばらく夫婦二人で過ごしてから子作りを計画している場合もありますよね。年齢的に妊活を先延ばしできないこともあると思います。

妊娠に向けて体づくりをしたり、不妊治療をはじめることを総合的に「妊活」と呼びますが、本格的に子作りを開始しなくても、妊活はしておくべきだと思います。

というのも、結婚から数年を夫婦二人で過ごし、いざ子作りをはじめても、すぐに妊娠できるとは限らないからです。年齢的なことや、ホルモンの分泌が足りなかったり、卵巣年齢が実年齢より高かったり、生理痛がきつい方は、子宮内膜症が見つかることもあるんです。

不妊の原因が見つかると、そこから治療に入るわけですが、治療して妊娠するまでどれくらいの時間がかかるかはわかりませんよね。

夫婦二人で過ごしていた時間がもったいなかった。。こんなことなら早く子作りしておくべきだった。。と言われる方がとっても多いんです。

ほとんどの方が、結婚して子作りをはじめたら、赤ちゃんはすぐにできるものだと思います。

今は結婚前に健康な体かどうかを調べるブライダルチェックも普通になりつつありますが、まだまだ少数派です。結婚してすぐに不妊の検査をする夫婦も少ないと思いますが、妊娠までの時間を効率的に使いたいなら、子作りをする、しないに関わらず、夫婦で基本の検査をしておくことをおすすめします。

夫婦で妊娠可能かを検査することによって、大事な人生設計を考え直す必要が出てくるかもしれません。

例えば女性の場合、検査の結果、卵管が両方とも詰まっていたとします。そうなると卵管の手術を受けない限り自然妊娠は不可能です。それを知らずに子作りを長い間がんばっていても、時間だけが過ぎていきます。

不妊の検査を受けて、卵管の手術ができない状態となると、いきなり体外受精の話になります。びっくりしますよね。まさか自分が体外受精をすることになるとは誰も思ってないですから。

体外受精にかかる費用は、採卵の回数や個数にもよりますが、平均的に40万~50万といわれています。年間に4回の体外受精をすれば、200万円がとんでいきます。将来のための貯金もあっという間になくなります。。貯金がなければ働いて貯めるところからスタートです。体外受精は、金銭的な人生設計の内容もガラリと変わるんです。

他にも、AMH(残りの原始卵胞の数)が低かったり、旦那さんも精子の数が少なかったりすれば、医師からは体外受精を視野に入れるように言われます。

子宮内膜症が見つかった場合、その治療を優先させるとなると、1年近くは子作りができません。なかには手術が必要な場合もあります。

私の友人で、25歳で結婚して仕事をバリバリしていた夫婦がいました。子供は30を過ぎてから作る計画でした。32歳から妊活をはじめて3年間子宝に恵まれず、病院で検査をした結果、ホルモンバランスが崩れているのがわかり、旦那さんの精子は自然妊娠は不可能との診断でした。それからすぐに仕事を辞めて体外受精に専念しますが、なかなか結果が出ません。マイホームのための貯蓄も目減りしていきます。精神的にも金銭的にも負担がかかり、鬱病を発症し40歳のとき不妊治療を断念します。彼女が言うには、25歳で結婚してすぐに妊活に入ればよかったと後悔しています。

何だか脅すような記事になってしまいましたが、、、タイミングをとって子作りをすることだけが妊活ではなくて、妊娠可能かの検査をしたり、子作りに備えて食事に気をつけたり、冷えを改善しておくことも妊活です。早めに妊活に取り組むことは、後々の子作りがスムーズになるとともに、治療が必要な場合も年齢が若い分だけ妊娠の確率も高くなります。といっても、子作り前に検査や体質改善をするのは難しいですけどね。。これを読んで少しでも早めの検査をしよう!と思ってくれる方がいたら幸いです。

妊活をはじめたらやっておきたい検査

  • ホルモン検査
  • 子宮卵管造影(卵管の詰まりをみる)
  • 子宮内膜症や子宮筋腫の有無
  • 子宮頸がん、乳がん検査
  • 性病、クラミジア検査
  • 精液検査