妊活と不妊の違いとは

似ているようでやっぱり違う、妊活と不妊の定義についてまとめています

ずんだれ
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妊活と不妊の違いとは

今ではすっかり定着した「妊活」という言葉も、数年前まではありませんでした。当時は何でもかんでも◯◯活とつければいいわけじゃないぞ!と不妊の私は思っていたわけです。むしろ真剣に不妊治療に取り組んでいる人たちは、軽いキャッチーな「妊活」という言葉に違和感を感じたのではないでしょうか。

数年前は、妊活なんて言葉はバカにしている!絶対に使わない!と思っていた私ですが、ここまで定着してしまったいま、妊活を避けて表現することの方が難しくなってきました。妊活関連の本もたくさん出ていますね。

妊活とは、元々は「妊娠活動」を略した造語です。就活や婚活のように、◯◯活といった言葉が流行りだした頃、その流れで妊活という言葉も生まれました。他にも、温活(体を温める活動)、終活(人生の最期を迎えるために行う活動)、ゆう活(朝早く仕事して早く帰ること)なんて略語もどんどん生まれています。

妊活と不妊の定義とは

世間では妊活と不妊は同じだと思っている方達もいます。不妊と妊活にとくに線引きが必要なわけでもないですが、不妊の定義があるように、妊活の定義があるとすれば、妊活と不妊は全く違うものです。

日本産婦人科学会が発表した不妊の定義は、子作りを開始して1年を過ぎても妊娠に至らない場合としています。

不妊で悩む女性も、大きなくくりで言えば妊活中ということになりますが、妊活は、子供ができる、できないに関係なく、妊娠に向けて活動中の状態をいいます。妊活と不妊が決定的に違うのは、不妊は、なかなか子供ができない状態ということです。

妊活のほうが軽い感じで話しやすいのは事実です。「子供はまだ?」という時代遅れな質問をしてくる人に対して、「いま不妊治療中で、、、」と言うより、「いま妊活中で~」の方が使いやすいんですよね。

妊活という便利な言葉が出てきて有難い、という反面、不妊はそんなに軽いものじゃないわ!活動とかじゃないし!と思う私のような人もいます(笑)。といっても、妊活も不妊も赤ちゃんが欲しいと思う気持ちは同じなので、今後は妊活という大きなくくりで情報発信していきます!