多嚢胞性卵胞症候群や子宮内膜症で腹腔鏡手術をうけた方の体験談です。

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みんなの妊活体験談

腹腔鏡手術(ラパロ)体験談5

皆さんから腹腔鏡手術の体験談を投稿いただきました。心から感謝いたします。これから入院手術を控えている方は参考にしてみてくださいね。 皆様からのご投稿お待ちしています!

29歳 不妊原因:多嚢胞性卵胞症候群

手術2週間前 術前検診

手術前日 13:00頃入院。すぐに、下剤を飲む。塩味が強めのポカリのような味。夕飯は普通食。

手術当日 6:00頃、ベット上で浣腸。3分は我慢するようにとのことだったが、普段から下剤を常用していたためか何分でも我慢できそうだった。とりあえず5分でトイレに向かった。またここから絶飲絶食。
8:30頃、少し眠くなる薬を飲む。
9:00前、車いすで手術室に向かい、手術台に上ってすぐにマスクをされた。そこから、意識はプツン。気づくと、○○さん終わりましたよ・・呼びかけられ、よくテレビとかで見る手術室のでっかいライトがまず目に映った。
12:00頃、ストレッチャーにて病室に戻った。手術時間2時間半ぐらいか?病室で夫が待っていてくれた・・・。というか、どうも私のベットで寝ていたらしい・・・。産婦人科棟のベットで恥ずかしいマネはやめてほしい・・・。 術後すぐは尿管・点滴したままなのでほとんど動けず。痛みはさほどなし。おなかのガーゼを2時間ごとにかえてもらったが、だんだん色がうすくなるのが分かった。
20:00頃、尿管を外してもらい自分でトイレへ。点滴は一晩つけたまま。

手術翌日 点滴が外れた。全粥食がでる。午前中には抜糸をして、退院診察を行う。先生にもう退院してもいいよ・・・といわれたが、不安だったのでもう一晩とお願いした。手術のために入れたガスを抜くためとにかく歩くように言われた。夕飯は、七草粥だった。たぶん、入院していなかったら食べなかったであろうメニュー。ちょっとうれしくなった。

手術翌々日 痛みどめを飲めば痛みはほとんどなし。9:00には退院。一人で車を運転して帰る。(ほんとはタクシーで帰ってと言われたのだが。)私は、がんこな多嚢胞性卵胞症候群。20歳前にはこの病気であることが分かっていたことから、結婚後すぐに不妊治療を開始。クロミッド3錠×5日間×3クール飲んでも全く排卵が見られず、みごとなネックレスサインができていたためラパロに踏み切った。手術では100か所ぐらい焼いて穴を開けてもらった。その他かなり厚くなった部分があったので切除してもらった。今後、無事排卵が確認できればうれしいです。体外受精に比べ割安なので、私のように排卵が原因とはっきりわかっている方にはおすすめします。

かかった金額

82,000円

メッセージ

持っていけば良かったもの
ふりかけ←病院食は味付けが全体的に薄い!!!

32歳 不妊原因:子宮内膜症

両卵巣に5センチのチョコレートのう腫が見つかり、摘出手術でした。

入院初日
血液検査、胸のエックス線写真、肺活量の検査、膀胱と子宮と卵巣と腸が癒着していないか確認するために造影剤をいれてCT検査。夕方に液体と錠剤の下剤を飲む。深夜までトイレと病室を往復。

手術当日
午後2時からの手術のため、前日21時から絶食、当日の朝11時から絶飲。朝6時から浣腸。トイレを済ませたら看護士さんに便の様子を観察してもらう。手術1時間前に気持ちを落ち着かせるという薬を飲む。手術室への移動は車イス。手術室に入ったら、自分で手術台に乗る。心電図、指先に酸素濃度を測る器具をつける。手首に麻酔用の針を刺す。酸素マスクでゆっくり深呼吸をしている間に麻酔薬が入り、目の前がぐるぐる回りだしたと思ったら、眠ってしまう。起きたら、猛烈な寒気で体がガタガタ震える。「寒い、寒い」と叫んでいたそうだが、記憶にない。高熱にうなされている感じ。電気毛布をかけてもらう。意識が完全に戻ったのは、深夜。体に流れる汗が気持ち悪かった。血栓を防ぐために両足にマッサージ用のクッションがつけられているが、定期的に膨らむので、気になって全く眠れなかった。ドレーンで寝巻きが汚れたので、着替える。寝返りを打つようにしつこく言われるが、ドレーンが気になって(体から抜けそうな気がするのと、ドレーンから出る液を入れる袋がお腹に乗っていたのでずれるのが怖い)超スローな動きになる。少しでも動くとお腹全体がズキズキと痛むが、動かなければ痛みはない。同じ姿勢では腰が痛くなるので、ベットの両側の柵をもって体を傾けていた。

手術翌日
朝9時に足のクッションをはずしてもらう。流動食を食べる。意地になって完食。全く食べられない人がほとんどだそうです。ドレーンと尿を出す管を入れたまま歩く。自力で歩けたので、尿の管を抜いてもらう。抜くときは、違和感はあるが痛みはなかった。麻酔で動きを止めている腸に刺激を与える為と、癒着を防ぐために歩かされる。

手術2日目
体をまっすぐにして歩けるようになった。抗生剤の点滴を行う。

手術3日目
体を動かしても、痛みはさほどなく、暇で病院内をうろうろする。

手術4日目
便が出たので退院許可が出る。

かかった金額

8万円

メッセージ

体への負担は軽い手術だと思います。しかし手術には変わりありません。前日からの絶食に絶飲。術後はほとんど眠れませんので体力はかなり消耗しました。手術前にはしっかりと体調を整えてほしいです。

33歳 不妊原因:子宮内膜症 チョコレートのう腫

*入院前* 腹腔鏡でものすごく有名な先生だったので手術は3カ月待ち。その間に術前検査をしました。

*入院前日* 事前に処方されていたやや軽めの下剤を就寝前に飲む

*入院当日・手術前日* 昨夜の下剤のおかげで何度もトイレへ。さらにとどめの粉に水を入れて液体にした下剤を飲む。非常にまずい。一応オレンジ味だったけど、マズすぎて大変だった。こんなに溜まってんの?ていうくらい腸の中から出る。夕方 除毛。夕食は汁もののみ。(具なし)

*手術当日*朝食はナシ。浣腸される。たいがい出したはずだけどトドメの一発。完全に腸内を空にする。その後手術着に着替える。歩いて手術室へ。家族は部屋で待機。ずっと前から決まっていた手術なので覚悟はしていたが、手術室に入る直前に恐怖でいっぱいになった。看護婦さんがとても優しかったので救われた。点滴から「麻酔に替えますねー」の言葉を聞いて視界がグルグルに… 気が付いたら終わってました。薄目を開けたら「気がつきましたか?」ウンとうなづくと気管のチューブを抜いてもらってスッキリ。家族と対面。何を話したかあまり覚えてない。夕方まで爆睡。麻酔が切れた後は傷口はそんなに痛くないけど、筋肉痛のスゴイのが背中と肩と腰あたりを襲う。吐き気はナシ。とにかく筋肉痛。痛いから寝返りしたいけど恐る恐るでできない。尿管も気持ち悪い。点滴も邪魔。気管にチューブ入っていたので痰が出るが腹が痛くて咳ができない。これが苦しい。定期的に看護婦さんが来てくれて尿の袋取り換えたり点滴してくれたり。結局夜はあまり眠れなかった。

*次の日*傷の状態と下の出血具合等を見て尿管と点滴をはずしてもらう。起き上がる練習からトイレまで歩いて行く練習。腰の曲がったお年寄りのように少しずつゆっくり歩いた。尿管取った後の一番のオシッコが痛かった。昼食から五分粥。夜は七分粥へ。

*術後2日目*少しずつ歩く練習。腸がものすごくグルグルいう。手術で溜まったガスを少しずつ出す。それに比例して筋肉痛も和らいでいった。明日はシャワーもOK

*5日め*とにかく歩く練習。少しずつ腰もまっすぐに。歩くスピードも元に戻りつつ、でもまだかばってしまう。経過良好なので入院1週間で退院。

かかった金額

18万円

メッセージ

今回、有名な先生に執刀していただき、病院施設もとても豪華だったので入院生活が非常に快適でした。ただ、名医なだけに手術日の希望が言えず、とにかく順番待ちだったので結果、入院と退院が月をまたいでしまったので費用が若干高くなってしまいました。が、保険で帰ってくるので問題なしです。チョコに伴い卵巣が周りに癒着していたのを剥がして、洗浄。チョコも綺麗に取ってもらいました。退院して1週間ですが日に日に元気になっています。ここには長すぎて書けないような苦痛や不安、興味本位なだけの周りの言葉に押しつぶされそうな時もありました。だけど自分は自分。やれるだけの事はやったと思います。これからまた希望を抱いてがんばります。両親や主人、家族の大切さが身にしみた入院生活でした。

32歳 不妊原因:子宮内膜症

カナダ在住で、カナダでラパロを受けました。はじめは、なかなか子供ができなかったことから病院に相談に行ったところ、hsg(子宮造影卵管検査)を受け、左が詰まっていたことがわかりました。その後も右があいているということでクロミッドを飲んだりして頑張っていましたが、進展はなく、ラパロの手術に踏み切りました。

入院5日前に、入院前の説明があり麻酔医師とお話をして、体重と身長の確認等を行いました。

入院前日には腸をきれいにする下剤を二回のみ手術の準備していました。

当日は、朝の7時にチェックインし、8時ごろまで待たされ、その後手術着に着替え、点滴を打って待っている間は数人の看護婦さんに対応してもらい、その後、麻酔師からの最終説明と手術医から、手術は心配しなくて大丈夫よ!と言葉をかけてもらいました。幸い私は、不妊治療で見てもらっていた先生が手術医だったので、そこは安心でした。

その後手術室に通され、台に寝かされ、マスクをされてあっという間に気が遠のき、目が覚めたのは、リカバリールームへ向かう間に看護婦さんに声をかけられたときでした。その後しばらくボーとしていて、先生もちょこっと話に来てくれ、はっきりとは覚えていませんが両方の卵管はしっかり通り、とても良い結果に終わったということを言っていたようでした。

その後、看護婦さんが温かい毛布をかけてくれたり、痛みのスケールを聞いて、薬を入れてくれたり、そして次の部屋に通されそこでも別の看護婦さんが付き添ってくれて水をもってきてくれたり、本当によく面倒を見てくれました。その後、主人を呼んでくれて、手術中の子宮内の写真とレポートを手渡され、8週後に検査のアポをとるように説明されました。結局病院を出たのは13時ごろでした。自分としては普段は、医療に関しての対応や、時間のかかりすぎにカナダのやり方にいらいらしてとてもこの手術に関しても不安でしたが、手術の経過や、関わってくれた看護婦さんたちの対応が心強く、安心できました。家に帰り、病院で最後に血圧を測って低かったのもあり、立ち上がることが出来ないほどふらふらで、トイレに行くだけでも吐き気がするくらいでしたが、横になればすぐに直りました。痛みもそれほどありません。

かかった金額

0円

メッセージ

これで、妊娠につながるかはわかりませんが確実に近づいていると思います。どんどん出来ることはしていきたいと思います。皆さんも頑張ってください。

きなこさん 35歳 不妊原因:不明⇒子宮内膜症+ピックアップ障害

半年間の間に、血液検査や卵管造影検査等いろいろしましたが、結果は出ず。 AIH2回目撃沈後、先生から腹腔鏡検査を勧められました。

入院前日:昼食後から下剤(マグコロール) 夕方から二フレックで腸内洗浄を。

入院(手術当日):9時に病院に行き、手続きをしてから再度問診や、剃毛、おへそのそうじをして、シャワー室へ。退院までお風呂に入れないためだそうです。13時頃にストレッチャーに乗せられ手術室へ。 麻酔の先生と話ししている間に深呼吸を2回させられ落ちました・・・気づいたのは、術後すぐに。 挿管を外されて「終わりましたよ」の声で目覚めたのですが、息ができなくて焦った・・・ 無事息ができたものの、今度は寒くて寒くて・・・死ぬかと思いました。 電気毛布を入れてもらい、またもや入眠。手術時間は3時間弱くらい。夕方くらいから意識ははっきりしてきました。ただ喉は乾くし、おしっこの管は気持ち悪いし、足の血栓予防のためのマッサージのような機械も邪魔だし、1時間半おきに、看護師さんは診に来て検温するし・・・で全然寝れない。

術後1日目:朝ごはんはおも湯。 やっと点滴が抜けました。おしっこの管も抜けたのですが、おしっこの量が少ないとのことで、尿量測定させられることに・・・その後はトイレまで普通に歩いて行ったり、ウロウロと部屋の中でしてました。午後に先生に呼ばれ、手術の結果を聞くことに。結果は子宮内膜症&左卵管閉塞&右卵管采癒着が見つかったとのこと。昼食、夕食共におかゆになり、寝る前に点滴1回して就寝。今日は寝やすい。

術後2日目:普通のおかゆ食を食べ、最後の点滴をして、先生の最後の診察を受け、退院決定。本日昼前に退院してきました。痛みもほとんどなく、家に帰ってシャワーもあびれました。

かかった金額

15万円

メッセージ

原因不明でしたが、検査することで原因も分かり、今後の治療方針もきめることができました。痛みもほとんどなく、週明けから仕事に復帰できそうです。不安もいっぱいあったけど、やって良かったとおもいました。これから治療を受けられる皆さまに、少しでもお役に立てればと思い書き込みました。

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