やっぱり寝不足。。寝不足だと麻酔がよく効くとか聞いたことあるけど本当なのかな。きなり朝から「浣腸」前のラパロの時もやってるからそんなに抵抗ないけど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
トイレで看護婦に浣腸をしてもらい3分ほど我慢する。クゥーーー(≧Σ≦)思考回路がおかしくなりかけた頃放出。うーんスッキリ。看護婦を呼んで便の状態を確認してもらう。看護婦さんて嫌な仕事だよね。。かわいそう。
11:30からの手術の為、少しゆっくりしてると旦那がやってきた。今日のつきそいは旦那のみ。術後はICU(集中治療室)へ入ることになっている。そこへ持って行く荷物を小さな袋へまとめた。腹帯、T字帯、ショーツ、ナプキン、タオル、ティッシュ、などなど。
11:00頃看護婦が来て点滴から安定剤ものらしき注射を入れた。眠くなるらしい。10分くらいすると本当に眠たくなってきた。でも緊張して寝れない。
術衣に着替えて帽子をかぶり、ベットのまま手術室へ移動。しばし旦那とお別れだ。看護婦が旦那に「何か声をかけてあげてください」と言っていて、旦那は「がんばれ」と小さい声で言った。私は笑いながら「さようなら」と言ったけど旦那の顔は少し引きつってたかな。
相変わらず手術室はひんやりしている。こっちはこの11月に術衣のみで寒いっちゅーのに暖房くらい入れてよ!私が「寒い寒い」言っても手術室の看護婦は「もう少しですからね〜」とか言ってる。
何??もう少しであなたは麻酔で眠るから分らなくなりますよ〜って事?あ、手術前で神経が高ぶってるのかなぁ。でもさっきの注射で眠気はピークに。少しウトウトしてると麻酔科の先生がきて、「さぁ、すぐに眠くなりますからリラックスしてください」それが最後の記憶。
「ずんだれさーん、ずんだれさーん、終わりましたよー分りますか!」という声で麻酔から覚めた。といってもグルグルしていて目は開けられない。すぐに寝てしまった。たまに何かの音で目を開けたけどすぐに閉じてしまう。起きたいけど起きられない。
旦那が横にいるのは分ったけど声をかけられない。覚えているのは旦那が「手術成功したよ!きれいになったよ!
と言っていたこと。私は心の中で「よかった〜先生ありがとー」って叫んでいた。
11:30から6時間くらい手術室にいたらしく目を開けれるようになったのは夜の8時頃。旦那に「お腹が痛い痛い」と訴えてはウトウトしてたけど旦那が帰ってからは本格的にお腹の痛みが続き、歯をくいしばっていた。
もちろん痛み止めはしている。それでも痛い。体中に色んな管がくっついていてますます不安になる。鼻から胃までの管、肩からの点滴、背中のカテーテル、横腹からドレーン、おしっこの管、自動血圧計など。
喉が異常に乾くので1時間おきにナースコールでうがいをさせてもらう。寝ては起きて寝ては起きてを10回以上くりかえしていたので、この日の夜は恐ろしく長かった。
朝、鼻から胃まで入っていたチューブを抜いた。最後のどを通ってくる時オエッとなったけど、これが抜けただけで喉や鼻が開放され気持ちがいい。でも鼻は血まみれで片方が血の塊でふさがっていた。
先生が来て「やるだけの事はやりましたから」って笑顔で言ってくれた。それだけで安心する私。何枚か写真を見せてくれ、説明してくれた。かなりグロイ写真。自分の腸なんて見る機会なんてないよ。その写真は見事に腸と子宮がくっついていた。
先生は「ねじれてくっついていた」と言っていた。切り取った腸の写真もある。4〜5センチのコロンとしている塊だ。
当初は直腸をスパッと切る予定だったけど、病巣が小さかった為、悪い部分だけをくりぬいてくれた。そうする事で大切な排便機能をつかさどる神経をかなり残せたことになる。くりぬいた腸を半分に切った写真もあった。
中身は真っ白で肉の油みたい。これを病理検査へ出して内膜症組織かを調べる。幸い腸以外の子宮や卵巣、卵管に異常は見られなかった。(よかった〜)
しかし、腸と子宮を剥離する際、多少なりとも子宮の表面がボコボコするらしく、その為子宮を2ミリ程削ったらしい。なんかコワッ>(;/゜o゜)/
何はともあれ無事手術が成功したということはやっぱりうれしい!先生は腸のスペシャリストなので安心はしていたけど何が起こるかわからないもの。
あとは術後の合併症の心配のみ。切った腸から便がもれたら一時的に人工肛門だ。またお腹を切ることになる。それだけは絶対嫌!祈るばかりだ。