治療内容:私は2009年1月に初めて月経時の便潜血に気づきました。23歳ころから生理痛がだんだんひどくなってきていたこと、子供を授かりたいと思って2年過ぎた頃でした。
始めは、痔だろうという気持ちで大腸肛門科を受診しましたが、痔ではなく様子をみておりましたが、月経のときのみ便潜血がみられるのでおかしいと思い色々と調べた結果、当サイトに出会い、2009年5月に外科と婦人科のある病院を受診し、色々な検査の結果、腸管子宮内膜症と診断されました。
私の場合は、子供を望んでましたのでホルモン剤などは使わず、不妊の検査を一通り行いながら、タイミング法など不妊治療を優先させてきました。
しかし一向に妊娠する気配もなく、症状が出て半年ほどで便秘やでても細い便しかでなくなり、排便痛や腹痛に悩まされるようになり、思い切って病院をかわり、2010年5月開腹による腸切除(小腸とS状結腸の2か所)と子宮内膜癒着剥離術をうけました。
私の場合病巣が直腸にまであり、一時的な人工肛門に可能性が高いといわれ、手術を受けることを決めてからも本当に受けるべきなのか悩む日々が続きました。
しかし私のこの気持ちを先生方が組んで下さり、病巣は少し残ってしまいましたが、人工肛門になることなく11時間かかりましたが、無事に手術を終えることができました。開腹しないとわからないようなところまで病巣があったらしく、長時間の手術となったようです。
術後の痛みは硬膜外麻酔を使用していたにも関わらず想像以上でしたが、術後翌日から立たせれ癒着をふせぐために動くよう言われてました。せきやくしゃみをするとお腹が爆発するんじゃないかと思うくらい痛かったです・・・腸切除してるため食事も術後5日間は点滴のみで絶食でした。
食事が始まると、こんなに食べれないものかとびっくりするくらい食事がのどを通らず苦戦しましたが、少しづつ食事がとれるようになると、排泄や散歩などが活発にできるようになりました。また微熱が続いたためシャワーも術後9日目まで許可がでずつらかったです。
しかし先生方や看護師さんのいうことをまじめに聞いて(こんなにイエスマンになったのは人生で初めてでした(笑))予定より早く術後15日目に退院となりました。
Message:現在術後3カ月過ぎました。おかげさまで毎日の排泄もスムーズで術後3回生理がありましたが、生理痛は以前と比べて随分楽になりました。ただ私の場合は直腸に病巣が残っているため、まだ少し月経時の便潜血はあります。
症状がでたら早めに受診して、自分の病気をよく勉強して、自分の信頼できる先生のもとで治療されることをお勧めします。生理がある以上、ずっと付き合っていかねばならない病気ですので。