妊活中の不妊検査いろいろ

ずんだれ
不妊情報サイトのずんだれ

contents

妊活初期にやっておきたい検査

妊活をはじめると同時に不妊の検査をおすすめします。不妊治療を行うかどうかは別として、まずは自分が自然妊娠が可能なのか、治療が必要なのかを知ることが妊娠への第一歩です。妊活以外でも婦人科へ行くことは勇気がいると思いますが、赤ちゃんを迎えるために必要なことです。

問診&内診

初めて病院へ行く際には必ず「問診」があります。直接先生と話をする場合もあれば、紙に記入することもあります。内容は初潮の年齢や生理の周期・量・痛み、妊娠・中絶・流産の有無などです。中絶・流産という項目は経験がある人にとってはつらい内容かもしれませんが、内容は家族であっても知られることはありませんので、安心してありのままを記入しましょう。

内診では触診(膣に指を入れて中の様子をみます)の他、超音波(エコー)を使って子宮の様子を画像に写し出します。スムーズに検査を受けるためにも、体の力をぬいてリラックスしてくださいね。

基礎体温を測っている方は体温表を持っていくとよいでしょう。

経膣超音波

今はほとんどの病院で経膣超音波(エコー)を使います。膣の中に超音波断層装置を入れてお腹の中の状態をモニターに映し出します。これで子宮や卵巣の大きさや子宮筋腫などの診断ができます。不妊治療中は卵胞の成長具合や子宮内膜の厚さを見ますので、不妊治療にはかかせない検査です。

黄体機能検査

女性のホルモンは2種類あり、一つは排卵前の「卵胞ホルモン」もう一つは排卵後の「黄体ホルモン」です。黄体ホルモンは高温期の体温を維持する働きがあり、妊娠するためにとても大事なホルモンです。基礎体温で高温期の体温が低い、低温が続く場合は黄体ホルモンが不足している可能性があります。

検査は採血で血中の黄体ホルモンの値を調べますが、結果にによっては黄体ホルモン補充の治療をしたり、排卵誘発剤を使用することがあります。

頸管粘液検査

排卵日近くになると「おりもの」が透明っぽくなり量がも増え、指でひっぱるとのびるくらいになります。この粘液の状態が悪いと精子の移動性が悪くなり不妊の原因となります。検査の結果ではAIHへのステップアップをすすめられることがあります。

精液検査

不妊治療にかかせない検査が旦那様の精液検査です。今は病院から容器をもらって、自宅でとることができます。用意したならるべく冷やさないようにすぐに持っていきます。また、疲れや寝不足の状態を避けて検査をするようにしましょう。

この検査で、精子の運動率・量・真っ直ぐ走るスピート(SMI)などがわかります。

中には検査を嫌がる旦那様もいらっしゃると思います。女性にっては「痛くもかゆくもない検査なのにどうして?」と思いますが、男性にとってはつらい検査だということを女性がわかってあげましょう。夫婦が共に協力しあってこその不妊治療です。

子宮卵管造影

子宮の中に造影剤を入れてX線写真を撮る検査です。これで卵管の通り具合や卵管采の癒着などがわかります。

膣から造影剤を入れていきますが、この時に卵管がつまっていたり、通りがよくないと痛みを感じる人が多いようです。造影剤を入れることによって、卵管の通りがよくなることから、治療もかねている検査といえます。卵管造影検査後は妊娠しやすくなるとも言われています。

卵管造影検査って痛いの?? みんなの体験談はこちら≫

通水検査

通水検査は、子宮口に蓋をして生理食塩水などを注入し、その感触で卵管のつまりぐあいを判断する検査ですが、正確な診断ができない場合があります。この通水は、検査というより卵管の通りの悪い人に対して行う治療といったほうがいいでしょう。

フーナーテスト

排卵日近くにエッチした後すぐに病院へ行き精子の進入具合を調べます。

おりものの状態がよくない場合精子がうまく子宮の中へ入っていきません。フーナーテストの結果次第では早目にAIHへステップアップする場合もあります。ですがこれもその月の精子の状態などによって変わってきますので何度かテストする必要があります。

女性医療保険に加入しましょう!

妊活を考えられるときに一緒に検討していただきたいのが女性医療保険です。

不妊治療をしている女性は、女性疾病による病気や入院が多いと聞きます。誘発剤などで卵巣が腫れると入院することもあります。一泊の入院で約1万円はかかります。また、流産などで手術・入院が必要になった場合も、保険に加入していれば安心です。

誰にでも平等にリスクはあります。自分だけは大丈夫という気持ちは捨てましょう。すでに病院で治療をされていると、加入できる保険が限られてきますが、 まだ入っていない方はぜひ一度検討されることをすすめます。女性特約のついているものがベスト。

私の場合です(参考までに)病院に支払った金額もらった保険金
ラパロ手術 子宮内膜症による癒着剥離術(入院9日間)¥149,190¥300,000
流産 子宮内容除去術(日帰り)¥19,250¥100,000
腸管子宮内膜症 開腹手術(入院14日間)¥353,170¥270,000
誘発剤による卵巣の腫れで入院(9日間)¥86,810¥90,000
¥608,420¥760,000

不妊治療の第一歩は自分の体を知ることです。人によって検査内容も様々です。
気になる検査があれば、病院で確認しましょう。